カッピング(吸玉療法)
身体の深部にまで及ぶ強力なマッサージ効果!
カッピングとは患部に専用カップをおき真空ポンプを使ってカップの中の空気を抜くことで陰圧(カップ内の気圧が外側より低い状態)をかけ吸引を行います。 これにより深部にまで及ぶ強力なマッサージ効果があります。
カッピングの効果
◆血液をきれいにすることが最大の特徴
カッピングの効果の中で最も素晴らしく、特徴になっているのは血液に対する作用です。
健康を保つ上で最も大切な役割を果たしているのが血液なのです。私たちは血液を常にサラサラに保たなければいけません。カッピングはそのために絶大な効果を発揮するものなのです。
◆有害成分を追い出す強い味方
患者さんの体から吸玉をはずした時に悪臭のある分泌物で皮膚がヌルヌルした状態になっていたりします。これはカッピングによって体内から有害な成分がいかに急速に排出されるかを物語っています。
血液が運び出す老廃物の大部分は腎臓で分離され、尿として排出されますが、皮膚からも汗や皮脂に混ざって排出されます。カッピングによってこの働きが大いに助けられるわけです。
◆コレステロールも洗い流す血管の掃除屋
カッピングで施術した部分の血管は脹らみ血液の流れる量も速さも増大します。これで流れの悪かった血管も開き血行の障害が取り除かれます。血管に湯垢のように付きはじめたコレステロールなどがきれいに洗い流されるので、硬化を予防できるのです。
カッピングの影響はかなり深部まで及ぶので、深部の滞った血液を表面の皮膚近くまで誘い出し、きれいにすることができます。また肩こりなどの筋肉痛は、筋肉の中に乳酸などの老廃物が溜まることによって起こりますが、これも簡単に解消します。
◆内臓の働きを良くし便秘知らず
カッピングは胃や腸などの消化器にも直接影響を与えます。「血行促進」による間接的な効果と共に胃や腸のぜん動運動を助け、消化液の分泌を活発にして消化・吸収・排泄の機能を強める働きがあるのです。
◆現代人のストレス解消
カッピングによって交感神経や副交感神経などの自律神経を刺激して正常化させれば、その支配下にある諸器官に好影響を与えることになります。現代人にとって避けることのできないストレスは、胃潰瘍や高血圧症の大きな原因になりますが、カッピングの神経系への刺激は異常な緊張を解きほぐして風呂上がりのようにリラックスさせることができます。
◆美容にも効果的
カッピングによって血行が促進されることで、代謝は高まり正しい周期で「肌の生まれ変わり」が行われることでシミやシワを防ぎハリとみじみずしさのある肌を保ちます。
またくすみが解消され肌のトーンも明るくなり、美白効果にもつながります。
スライド法によって皮膚を刺激することで、肌の抵抗力が強化されます。日常生活の中には乾燥、強風、紫外線、温度変化、排気ガスなど避けることのできない刺激がたくさんあります。
刺激に負けない肌の力をもつことがいきいきとした若々しい肌を保つ秘訣なのです。
スライド法 | 吸引法 |
・吸玉の跡がつかない ・血液やリンパ液の流れを促進 ・引き締め(むくみの除去・水太りの解消) ・皮膚の抵抗力を高める ・深いリラクゼーション効果 (筋肉や神経系のリラックス) |
・皮膚の深部まで刺激して、 新陳代謝を促す ・血行をよくして肌にハリをもたせる ・毛穴を開き老廃物を取り除く ・肌の抵抗力が強化される ・引き締め、むくみ除去 |
※カッピングを受けられない方※
・急性の病気(捻挫等を含む)
・心臓が正常でない場合(心臓弁膜症などの場合)
・血管が正常でない場合
・全身性貧血の場合
・極端に体力が低下している場合
*皮膚の反応について
○吸引法の場合
カップで吸引した患部の肌が赤くなる。
患部が硬く凝固する。
吸玉の痕が消える目安は3日~10日程度になります
○スライド法の場合
スライド法は広い面積で血行が促進されるので施術個所全体が紅潮する場合があります。
吸引法と違って丸い痕がつかないのが特徴。
*施術後の身体の反応
カッピング(吸玉療法)の施術後、全身が軽くなり症状が改善されるケースもありますが
なかにはいくつかの不快な症状を感じる場合もあります。これは改善に向かっている
ひとつの反応なので心配はいりません。反応は1~2日で落ち着きます。
① だるさ(疲労感)
・滞っていた血液が改善され、心臓への還流量が増した。
・各臓器が老廃物や疲労物質への処理に追われたことで生じた。
・神経系、内分泌系からのホルモン調整が起こった結果身体のリズムが整ったことで生じた。
② 貧血(ふらつき)
・吸玉の陰圧により血管が拡張するため、一時的に貧血のような症状を引き起こすことがあります。
③ 食欲がわく(お腹がすく)、眠くなる
・カッピングはとても気持ちがよくリラックスできるので副交感神経優位となります。そのため眠くなったり消化器官の働きが活発になり食欲が増したりということがよくあります。